どどっと疲れがでて付近にあったベンチに座り込んでしまった。　しばらく休憩した後、夕食を予約してある店に向かうべく来た道を戻り始めた。
　八坂神社前を通り、四条大橋を渡り、先斗町もスルーして四条通りを西に向かって、時々は気になる店を覗きながら進んだ。

　小旗を持ったガイドさんを先頭にいくつもの団体さんが行く中をかき分けながら進むと「八坂神社」の門が見えてきた。

　予約していた「棲家・富小路(すみか・とみのこうじ）」は、四条通りから細い路地にちょっと入ったところにあった。予約の６時にはちょっと早すぎたので、また大通りにでて近くの本屋などを覗きながら時間をつぶしあらためて訪ねることにした。

　ホッとしながら山門をくぐってびっくり驚いた…！ 知恩院はまだ３、４００m先に見えた。

　八坂神社の創祀については諸説あるようでパンフレットを読んでもよく解らないので割愛する。

　お店に入り京都に来たのだから、メニューを見て京都料理と思われものや京野菜を使った料理などをオーダーした。「うん、これは美味しい！」と驚くほどの料理はなかったが、関東料理とは違って優しさというかほんのりとした味わいの料理に感じられた。

　そして知恩院の前まで行って、またがっくり。なんと、門が閉ざされているではないか…？！　一体どうして…？？？

　お参りしたあと御朱印をもらったが直筆ではなかったので、連れはちょっと不満そうである。

　今日は月曜日だが体育の日で祭日である。観光名所は今日も観光客でいっぱいだろうなぁ～と想像しながら、朝食のためにレストランに向かった。

　これで今日の京都見学も終わり、ホテルに帰ることになった。帰りは地下鉄烏丸線の四条駅から京都駅まで１本で約３分程である。そして京都駅から歩いて６、７分で宿泊先の「ダイワロイネットホテル京都駅前」に着きチェックインをした。

　部屋は非常に豪華でテレビの前にはＬ字型の大きなソファがあり、最高にくつろげる状態である。洗面所とお風呂は透き通ったガラスで仕切られており、洗面所にいても湿気を感じられないようになっている。いやいや最高だ！

　スマホで調べたところ知恩院は午後４時までであることが判明した。今は午後４時４５分、あぁ～あ、確認不足だったぁ…！

　さて、次は「知恩院」だが調べた資料によると八坂神社から歩いて６、７分で行けることになっている。しばらく歩いて地図の案内版を見るとすぐ隣に知恩院の入口があった。

　レストランはベトナム系でバイキング形式となっている。何か変わった美味しそうなものがあるか一周してみたが特別に「おっ、これは…」と思うようなものはない。普通にパン、野菜サラダ、ウインナー、ベーコン、牛乳などをとって好きなテーブルに座り、周りを見渡すと約７、８割は外国人だ。中国、韓国人などのアジア系の人もいるがやはり欧米人が多い。色々な言葉が飛び交っていて全く解らない。フッと２年後の東京オリンピックの時が想像された。

　三十三間堂の見学が終わり、再び京阪線に乗って祇園四条駅に降り立った。そこからお店で買い物をしながら「八坂神社」に向うが相変わらず観光客でごった返している。